唐ゼミ☆について
『唐ゼミ』プロフィール (室井尚)
唐十郎は1997年から横浜国立大学教授として舞台芸術論を講じている。その唐の下に集まった学生によるゼミ公演から始まったのが 「 唐ゼミ 」である。
2001年1月に第一回公演「24時53分『塔の下』行は竹早町の駄菓子屋の前で待っている」(唐の処女作)、12月に第二回公演「腰巻お仙・義理人情いろはにほへと篇」、2002年5?6月には大学構内に、状況劇場初代・二代目の紅テントを建てて第三回「ジョン・シルバー」、さらに11月には第四回「動物園が消える日」の公演を行ない、2003年5月6月には、第五回紅テント公演「少女都市からの呼び声」、さらに東京でのホール公演や金沢、名古屋、福岡などでの公演も予定されている。
中心となってきたメンバーが卒業した後もこの集団に留まることなり、「唐ゼミ」は横浜国立大学に拠点を置ながらも、学生劇団の枠を超えた活動を展開しようとしている。
若い世代が唐十郎の「言葉」と初めて出会い、唐の指導を受けながらも、長い時間をかけて独自の演出、独自の舞台空間を作り出していくことによって、「アングラ」演劇という固定概念に縛られてきた唐十郎作品の時代を超えたアクチュアリティと普遍性を現代に蘇らせることに成功している。それは成熟した大人の観客にとっても新鮮な驚きである。
長い冒険の旅に出たばかりの若い彼等をどうぞ温かい目で見守って下さるようどうぞよろしくお願い申し上げます。
横浜国立大学教授・兼唐ゼミサポーター 室井尚
