公演情報
第七回公演 『盲導犬』

・横浜国立大学公演
日程:2004年7月1日,2日
場所:横浜国立大学教育棟八号館裏 特設蒼テント
・東京大学公演
日程:2004年7月10日、11日、
場所:駒場小空間
・横浜公演
日程:2004年7月17日、18日
場所:沢渡中央公園
・もう どうにも止まらない
1973年に蜷川幸雄率いる櫻社によって初演された。それは唐十郎が自らの劇団「状況劇場」以外に宛てて書いたものとしては、69年に鈴木忠志率いる早稲田小劇場に書き下ろした『少女仮面』に続き二作目になる。
尚、89年に日生劇場で行われた再演では、初演時では端役であった桃井かおりがヒロインを務め、他に財津一郎や、木村拓哉などが出演している。
当時、石橋蓮司や蟹江敬三といった俳優を抱え、革命的ロマンティシズムを高らかに謳いあげる清水邦夫の戯曲を上演し、耳目を集めていた櫻社に提供した。この戯曲において唐十郎は、体制と反体制という政治的なテーマに依拠しながら、独自の劇世界を展開している。
・キャスト/スタッフ
演出/中野敦之
音響/田村団
照明/斉藤亮介
制作/椎野裕美子
影破里夫…渡辺幸作【A】/新堀航【B】
フーテン少年…前田裕己【A】/土岐泰章【B】
婦人警官サカリノ…古川望【A】/伊東しげ乃【B】
銀杏あるいはトハ…禿恵【A】/椎野裕美子【B】
犬屋の主人…土岐泰章【A】/前田裕己【B】
刑事…清末浩平(サーカス劇場)
三人の女 1…椎野裕美子【A】/禿恵【B】
2…古川望
3…伊東しげ乃
先生…杉山雄樹
研修生 1…錫村聡
2…伊吹卓光
3…小林佑基
タダハル…小川尊
犬屋のマスコット…リンチンチン
※Wキャスト公演
・ビラ

盲導犬
唐と蜷川幸雄の出会い
1972年、唐十郎は「二都物語」を上野・不忍池で上演した。それを見蜷川幸雄は打ちのめされ状況劇場に入団し唐十郎の弟子になろうと思ったと後に語っている。蜷川が現代人劇場を解散し新たに櫻社を結成した時代である。その蜷川に唐十郎が初めて書き下ろしたのが「盲導犬」だった。その後唐は蜷川のために「唐版・滝の白糸」、「下谷万年町物語」、「黒いチューリップ」などの作品を提供していくことになる。「盲導犬」は73年5‐6月に新宿の新宿文化で上演された。また1989年にはフーテン役に木村拓哉を迎え日生劇場で再演されている。
唐と石橋蓮司、 緑魔子との出会い
この時の初演には石橋蓮司、蟹江敬三、緑魔子、桃井かおり、石井喧一らが出演している。これがきっかけとなって、石橋蓮司と緑魔子は76年に唐十郎作の「ハメルンの鼠」で劇団第七病棟を旗揚げ。その後も現在に至るまで唐十郎作品を上演し続けている。

